JADD MAGAZINE

一般社団法人日本デジタル歯科学会 メールマガジン No.13

巻頭言
理事長

一般社団法人日本デジタル歯科学会
理事長 末瀬一彦

会員の皆様お元気ですか?

日本の美、桜前線も北上し、5月に入れば北国は桜満開、南国は新緑の若葉が芽吹いてくる頃だと思います。

平素は本学会の会務運営に格別のご尽力を賜りまして誠にありがとうございます。

さて、令和8年度の社会保険診療報酬の改定時にはデジタル歯科医療が一気に加速されます。保険診療に導入されて12年 CAD/CAM冠の適用拡大(条件撤廃)によって、前歯から臼歯部まで単独冠であればすべて適用可となり、さらに期中導入として第2小臼歯または第1大臼歯の1歯欠損に対する3ユニットのCAD/CAMブリッジも保険適用されます。

また、口腔内スキャナーもこれまでCAD/CAMインレーに限定されていましたが、CAD/CAM冠への適用が認められるようになります。一方、3Dプリンターにおいては、総義歯に限定して承認され、歯科技工の義歯領域においても大きな変革期を迎えようとしています。まさに患者や術者にとって安全、安心、効率的なデジタル歯科医療を広く提供することができるようになりました。

自費診療においても、矯正歯科領域、インプラント治療、画像診断などにもデジタル化によって最前線の歯科医療を提供することができるようになり、ますます本学会の使命が重要になってきます。

5月9日~10日には大阪国際会議場で、「第17回日本デジタル歯科学会」を開催させていただきます。特別講演、シンポジウムなど多彩な内容が企画され、また関西ならではの意見交換会も開催されます。ぜひとも興味をもってご参集ください。

TOPIC
第17回学術大会開催に向けて
第17回大会

第17回学術大会 大会長
柏木 宏介(大阪歯科大学歯学部 有歯補綴咬合学講座 主任教授)

会員の皆様におかれましては、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
いよいよ「一般社団法人日本デジタル歯科学会第17回学術大会」の開催が、本年5月9日(土)・10日(日)に迫ってまいりました。会場は大阪・中之島のグランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)となります。メインテーマに「デジタルイノベーションの共創―未来を拓く歯科医療―」を掲げ、現在、大会準備委員会が一丸となって最終準備に邁進しております。

今大会のプログラムは出揃い、デジタル歯科学の現在地と近未来を網羅する充実した内容となりました。特別講演では、先の大阪・関西万博で中心的な役割を果たされた石黒浩先生(大阪大学)をお招きし、「アバターと未来の医療」と題してご講演いただきます。さらに会場では、石黒先生が代表を務めるAVITA株式会社の出展による、アバターのデモンストレーションも予定しており、最先端のコミュニケーション技術を直接ご体感いただけます。

また、日本歯科医師会の高橋英登会長による特別セミナーをはじめ、仮想現実(VR)を用いた医学教育に関する教育講演、医療DX推進に伴う保険制度の展望や次期診療報酬改定に関連したシンポジウム、3Dプリンティング義歯、CAD/CAM冠、歯科画像AI、デジタル矯正など、臨床現場に直結する多彩なセッションを企画いたしました。歯科専門職間の連携を深めるべく、歯科技工士・歯科衛生士の皆様を対象とした専門セッションもご用意しております。

さらに本大会ならではの試みとして、「口腔内スキャナー(IOS)体験コーナー」を設置いたします。令和8年度の歯科診療報酬改定において、光学印象の適用がCAD/CAM冠にも拡大されることを受け、参加者の皆様に実際の最新機器に触れていただける大変有意義な場となると確信しております。

そして、5月9日(土)の夕刻には、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の特別会場にて会員情報交換会(懇親会)を開催いたします。華やかな世界を堪能できるゴージャスな空間でのライブ・エンターテイメント・ショーとともに、学術講演の熱気そのままに皆様と親睦を深められるよう企画しております。格別なひとときを、ぜひ楽しみにお待ちください。(情報交換会の登録は終了しました)

大阪の地で、多くの皆様と熱い議論を交わせることを心より楽しみにしております。

■大会ホームページ
https://jadd17.com/

第17回学術大会プログラム委員会からのお知らせ

2026年2月25日、第17回学術大会に向けた第1回プログラム委員会が開催されました。

プログラム委員会は、学術委員会・編集委員会・大会校・学会事務局で構成され、事前抄録原稿の査読を行い、必要に応じて投稿者へ修正を依頼しています。今回は、42題の演題申し込みがありました。

査読において特に重点的に確認しているのは、ヒトを対象とする研究における倫理審査の適切な実施です。具体的には、倫理審査機関の承認が得られているか、また抄録本文中に倫理審査機関名および承認番号が明記されているかを確認しています。
なお、利益相反(COI)については、今回からチェックシートへの記載のみとし、抄録本文への記載は不要となりました。

また、ポスター発表および口頭発表の際には、倫理審査情報(該当する場合)および利益相反情報を必ず明記してください。

さらに、次回学術大会の演題申し込みを円滑に行えるよう、執筆要領・抄録テンプレート・チェックシートの見直しを行いました。
次回の演題申し込みの際には、これらをご確認のうえ、積極的にご活用いただきますようお願いいたします。

第17回学術大会プログラム委員長 疋田一洋

編集委員会より

新緑の候、会員の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

本会学会誌は年間、英和混合誌3号(うち1号抄録号)と英文誌1号を発行しております。
直近では2月末に15巻3号(英和混合誌)が発行されました。
学会ホームページ内の会員専用ページよりご覧いただけますので、ご確認いただけると幸いです。

【冒頭を見る】学会誌ページ
【全文を見る】会員専用ページ(ID・パスワードが必要です)

編集委員会では、皆様からのご投稿を心よりお待ちしております。

編集委員長 金田 隆

デジタル歯科学会専門医制度について
するぞうくん1
するぞうくんQ1
Q1 専門医制度とは?

『歯科診療に関連するデジタル技術の専門的知識ならびに臨床技能・経験を有する優れた歯科医師をデジタル歯科専門医として認定し、デジタル機器の基礎知識ならびに最新情報を普及することを目指し、本会での講演等、その進歩・発展に寄与できる指導的人材を養成することを目的とする。』

するぞうくんQ2
Q2 申請資格は?

下記の3つの条件を満たすこと。

  1. 日本国歯科医師免許を持つこと。
  2. 本学会会員歴3年以上
    もしくは、日本歯科医学会専門分科会専門医の資格を有し、本学会会員歴1年以上。
  3. 必要な研修単位を取得していること。
研修単位取得は大変なのかな…?

学会やセミナーへの参加学会発表および論文投稿により単位を取得します。
ハードルが高いように見えますが、論文投稿については、本学会学術誌および認定学術誌のほか、認定定期発刊雑誌への投稿も認められているため、挑戦しやすいと思います。是非、チェックしてみてください。

するぞうくんQ3
Q3 申請手順は?

下記の3つ合格すること。

  1. 臨床実技試験(IOSコンペティション含)
  2. 専門医筆記試験
  3. ケースプレゼンテーション(発表当日 口述試験)
実技試験が心配・・・。

先生方が普段使い慣れた機種で試験を受けることができます。

実技試験1 実技試験2
筆記試験難しそう・・・。

筆記試験はデジタルデンティストリーの基本的知識を問うものです。
参考図書を紹介します。

参考図書 クリニカルデンタルデンティストリー
目指そう!デジタル時代の【専門医】

専門医制度委員会
委員長 小川 匠  幹事 井川知子

*詳細はHPへ